結論から言うと、投資を始めた理由は単純に興味本位です。ここでは興味を持った経緯とその後どういったことを考えて今に至ったかについて紹介します。
投資との出会い
まず、一番最初に株の売買を経験したのは、10年以上前の23歳のころです。
地方国立大の大学院でモノづくり系の研究をしながら、大学でやってた社会人向けの経営学講座も並行して受講してたことが「投資」との最初の出会いでした。
全部日本語ではあるものの、当時のMBAを基本にした講座や地元中小・ベンチャー企業の社長との接点も多くとても刺激を受けたことを今でも覚えています。
そこへ来て、ちょうどネット取引がちらほら出始めた頃でもあったのはタイミングとしか言いようがありません。早速口座を開き、5万円だけ入れて、格安ぼろ株のデイトレードを始めました。
さて、今になって思えば、経営学の勉強なんてデイトレにほとんど関係ないことくらいわかるのですが、あの頃に長期投資という選択肢はありませんでした。そもそも調べた企業は、5万程度じゃ単位株すら手が出ないのです。 あと、当時考えていたこととして、就職活動時に経営学講座に加えて、株式投資とその周辺知識は他の学生に対する差別化の一環と思っていました。
なので、投資の雰囲気を知りたかったというか、何か新しい世界での経験を積んでおきたいという側面が大きいかったかなと思います。
ちなみに、サラリーマンブログって趣味特化以外で30代では周りでやってる人少ないと思ったので、これも将来を見越してWEB系ITを触っておこうという他の機械系エンジニアに対する差別化の一環になります。
結局、学生投資期間は1年程度で、5万円が上下して、数千円の利益を出したところで、就活特化生活を機に全額引き出して一旦終わりました。
投資再始動
無事就職したはいいものの、配属先は研究分野からは遠い専門外。基礎的なことはわかるものの、専門領域にはさらに数年の勉強が必要でした。慣れない土地で、会社のローカルルールやらなんやらめんどくさいところも併せて割と必死に仕事したなぁという感じでした。
で、最初の5年くらいはあっという間で、30代を迎えて余裕が出てきた2015年ごろ、将来について考え始めました。ちょうど市場ではリーマンショックの傷が癒えてきたかなといった時期です。昔チャレンジしたけど、原資がなくて消化不良だったこともあり、残業代を稼ぎまくった貯金の一部を元手に投資を再開することにしました。
なので、私はチャートを読むとか、流行りものに弱いです。並行して情報収集はしますが、最後はバランスシートと将来戦略と雰囲気で決めてます。
さて、投資しよ!って決めたはいいが、一旦は初心に帰って何をしようかなと3冊程度資産運用に関する本を読みました。
今でも同じですが、 怪しい投資話はおいといて、大体どこも「時間を味方につける」が基本戦略としておすすめされていますね。
一般的にリスクを抑える(レバレッジを抑える)と時間当たりの増加率は低くなるので、「複利計算して将来でかくなる」がやっぱり基本なんだねってことで、次の段階に進みます。
ちなみに、基本的にわたくしビビりなもので、ハイリスクハイリターンは考えていないです。というか、それは投機の類と認識しているので、「育てる」というより「賭ける」に近いかなと思う根っからの「バリュー投資」派でした。これも本読んでるうちに自分の性格と合致した言葉を後付けで知ったのですが。
もちろん、短期でドカンと稼ぐといった方法はとりません。長期で会社の成長に乗っかって行きたいです。
自分ルールは、信用なし、空売りなしの現物のみ。
資本の作り方とポートフォリオ【サラリーマン投資編】
資産運用ということで、まずは投資原資とポートフォリオです。ここでは30代中堅サラリーマン前提で書いていますので、新入社員には少々きついかもしれませんが、将来可能になるやり方という目でみて貰えるとイメージしやすいと思います。
まず、ポートフォリオについて、どういった視点でみるかにもよりますが、大きいところではドル円割合と、現預金・金融資産割合、個別株なら業種を分散させるとか、少数の企業に集中させないとかでしょうか。
前提条件として、私の立ち位置は以下の通りです。この立ち位置によっても分散の方法は変わってくると思います。
- 定期収入があるサラリーマン
- 年250万~300万を資本に回す
- スタート時点で総資産100万程度
- 年間の株式投資額はNISA枠+α程度
- 余った分は財形かインデックス投資
ここで、投資歴は数年ながら、兼業で自分の投資ポリシーは今でも発展途上と考えています。
で、元の資本を作る話。
元の資本を2016年から作り始めました。 すぐに使える現預金としても一定割合残しておきたいけど、月々最低限必要な生活費でギリギリになるまで追い込みました。 これで1年間で財形に200万。株に50万。つぎ込みました。生活に使う口座は常にすっからかんです。
スタートから、4年弱で大体1600万になりました。内訳は後で書きますが、2016年に日経平均が16000台まで大暴落したところである程度買い集めることができたのが大きかったと思います。株だけで200万くらい増やせています。
毎年NISA枠いっぱいで株を買っていたので、投入金額が400万程度ですが、現在の株資産も400万円くらいです。実は、途中臨時の支出のために合計100万円程度取り崩しているので、実質300万が400万になっていることになります。生活を切り詰め過ぎました(笑)
NISA枠から漏れた分は、ほぼすべて会社の財形に入れています。会社の住宅財形でもインデックス投資程度(3~4%)の利息補助が受けられるということもあり(税制上は会社の補助なので給料と合算されます。)、どうせ長期投資するんだし、超安定資産として使ってます。さらに、超安定資産は元本が大きいほど利息は大きくなるので最優先でいっぱいにしました。財形補助の上限残高に達したらインデックス投資に切り替えていく予定です。
繰り返しますが現在でも毎月定期収入があるからこそできることであり、副収入を目指す方法になります。大前提として専業では、毎月現金が必ず入ってくる環境ではないのでこれは破綻します。
次にポートフォリオについて
最初の加速時こそ生活はきつかったですが、3年強の節約生活の結果として、2019年7月時点で総資産1600万円。財形総額で約1000万。株・FXで約500万。現預金で約100万。です。割合的にはざっくり6:3:1くらいです。
相変わらず給料を投入し続け、資本からの年間配当は50万程度になってます。3年で年50万。。。多いか少ないかは置いといて、今のところ退場する気配はありません。
とにかく、節約にも慣れてきて、安定した投資財源にすることもできました。
さて、総資産に対するポートフォリオとしては、性格上突っ込みすぎるのはちょっと怖いので、このあたりが正直ちょうどいいなぁというところ。
また見方を変えて、投資分のポートフォリオはどんな感じかというと、すべて日本個別株です。
これは将来的には変えていこうとは思っていて、具体的には、世界インデックスをメインに米国個別株も増やしていきたいです。
FXは現在始めたばっかりで50万程度入れていますが、基本戦略としてはドル円、低レバ、スワップ狙いです。今はレバレッジ3~4倍で、年4~5万円のスワップを期待してます。こちらは米国の利息と為替に影響をダイレクトに受けるので、レバレッジと投資ボリュームは柔軟に対応する予定。基本は買いのみ。空売りは性に合いません。
ということで、現在の総資産におけるドル円割合は、ドルは1割以下です。これからドルの割合を増やしていきますが、どこまで増やすかは悩み中。
最後に
投資に関して、最終目標をどこに置くかにもよるんですよね。私たちはなにもしなければ、70代でも働かなければならなくなる世代だと思っています。年金も期待していません。さらに、終身雇用があと30年持つかというと期待しないほうがよさそう。。。
そのうえで、60代で引退するためなのか。もっと早く40代で引退を目指すのか。
今そこは私も模索中です。今の価値で1億円あれば配当で無理なく生きていけるとは思います。一方で1億円ゴール、1500万スタートで、毎年300万原資に突っ込むと仮定した場合。
単純な貯金や定期では29年かかります。 現在35歳の私は今から貯めたら64歳です。正直生活費に給与収入は期待したくないですね。
年率5%で運用できれば16年です。今からで51歳です。早期退職ってこんなところでしょうか。
難しいけど年率10%なら12年で47歳です。アーリーリタイアといってもいいラインかなと思います。
どこかで勝負しないといけないのか、突っ込む原資をさらに増やすか。ポートフォリオの見直しだけで解決できるのか。大暴落に巻き込まれるのか。底で買い集めて一発逆転できるのか。うーん。わからん(笑)まだまだ模索中です。
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